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平成31年3月に入会された渡部 拓也君。まだ入会して3年ながら令和4年度は専務理事という要職を任されております。会社を支える大黒柱であると共に、青年会議所に対する思い、府中市に対する思いを語っていただきました。これからの青年会議所を担う立場となる渡部君。その素顔や、悔いが残ったエピソード等、是非ご堪能ください。


JCは自分が苦手なことに挑戦出来る場
いかに自分や仕事・ビジネスの成長に繋げられるか―


―本日は渡部専務にお越しいただきました。まずは、専務理事の立場として1月例会『新年賀詞交歓会』の設営・運営おつかれさまでした。

 本日はよろしくお願いします。ありがとうございます。OBの皆さまやメンバーに参集していただいての新年賀詞交歓会を開催することが出来ました。本来は数多くの来賓の方にもお越しいただきたかったのですが、年始にかけて再度コロナウイルスの拡大が生じて断念することとなってしまい残念でした。

 ただ、自分が2021年度拡大委員会の委員長として計画していたOB合同例会が中止となってしまったので、OBの皆さまにも何とか今の青年会議所を見ていただきたいと思っておりましたので、開催することが出来て安堵しました。



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―コロナウイルス感染症が再拡大する中での開催でした。

 開催については、何度も平田理事長と協議を行って想定パターンもいくつか作り、何が最善なのだろうと模索しながら進めていきました。

 実際に、メンバーだけで開催しようと決めたタイミングもありました。ただ、判断力抜群の平田理事長が開催方法でものすごく悩んでいたのを今でも鮮明に覚えています。最初、自分はメンバーだけで開催するのが良いのではないかと理事長に伝えていました。最終的にはやはり理事長の熱い思いで、むさし府中青年会議所OBだけでも呼んで開催しようという形になりました。

 色々やり方はあったと思うのですが、唯一配信という選択肢はなかったです。やはり例会をやるというのは大事にしていきたいので、どんな状況になったとしても、最低限メンバーだけでもやりましょう、ということは早々に決めていました。



―開催3日前には臨時理事会も。

 2021年の次年度段階ではコロナが収束してきていて、大々的に出来るかな、という気持ちが強かったのです。それが12月末から感染が増えだして、1月に入ると爆発的に増えていきました。参加者をどうするのか、時間も変わるし予算も変わる中で、何とかすべての調整を終えて3日前に臨時理事会の開催になったのです。

 結果としては、式典としての賀詞交歓会の雰囲気も良かったと思います。メンバーだけだったらもっとグダグダになっていたと思いますし、OBの方も呼べて良かったな、と。セレモニーも、池田君が綱領を完全に暗記してくれたことを始めとして失敗もなく、人前でやるのはやはり違うな、と思ったものです。緊張感があるのは良いな、と思いました。



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―渡部専務としては大成功の賀詞交歓会になったのではないでしょうか。

 実は、タイムスケジュールも結構な想定を行って構築を行っていました。セレモニーの準備も自分の中では完成していて、進行もバッチリ時間通りに進んで、進行面では納得した例会が出来たのではないかと思います。当日の内容面ではとても満足しています。一度やったので、次回はもうお腹いっぱいですけども。

 ただ、事前の準備面では悔いが残る部分が多々ありました。団体の長の名前が変更となっているのが書き換わっておらず、いくつかの団体にご迷惑をお掛けしてしまいました。また、状況が状況とはいえ、開催直前で通知を行うケースも出てしまい、前日に謝罪したりなどもありました。



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―2022年、専務理事としてここまでやってきて思うところはありますか。

 専務は委員会がないので、メンバーと関わり合いが少なくなるっていうのはわかっていましたが、実際にここまで薄くなるんだな、と痛感しています。寂しいまではないのですが、委員会の中であの時ああだったよね、こうだったよねっていう話に入っていけない。どうしても疎外感を感じちゃいます。

 後、自分は2019年に入会して、まだまだ歴も浅い中です。自分が今まで見てきた専務って、青年会議所の歴が長くて、この人専務だなってわかる人が多いのですが、知識がそこまでない中での専務というのは、不安ともどかしさがどうしてもあります。企画室の意見とかも出しづらいな、と感じる時もあります。

 後やはり、理事長と一緒に行動することになって、今までの青年会議所運動に比べて、表に出ていくことが急に増えました。これでもまだ、コロナ禍で活動を抑えている方だとは思うのですが、それでもかなりの活動量です。フルで出ていくことになったらかなりボリュームがあるのではないか、と思いました。むさし府中青年会議所のこと、東京ブロック協議会との懸け橋、OBとの繋がり、更には府中市の諸団体、内外すべてを繋ぐという専務の役割はとても難しい、と感じています。

 その中でどうしても、仕事との兼ね合いがあって、スケジュール調整のコツを必死に学んでいるところです。



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―お仕事のキーワードが出てきたので、お仕事面について少し教えてください。

 仕事については、新協ビルメンテナンス株式会社にて建物総合管理、いわゆるお客様のビルを安全・安心に管理する仕事を行っています。同時に、不動産業やプロパティマネジメントといって不動産に関する資産管理や家賃管理も行っており、建物の維持に関することであれば何でも当社で行うことが出来るという環境を整えている形です。

 総合管理として建物の警備、電気・水道・空調等を全て見させている物件もありますし、中にはオーナー代行として水道光熱費などの支払や、建物へ入居しているテナントへの請求を担当している物件もあります。



―建物を守る仕事ですか。

 そうです。ただ、建物を守るというのは人と人の繋がりでもあります。ビルオーナーとの繋がりもそうですし、そこの建物で執務している方とも繋がります。

 実は祖父の代から清掃一筋で40年間続けてきた建物がありまして、数年前に清掃だけではなく、総合管理として任されたことがありました。建物という資産を守り続けることで、信頼を得られて、そこから人との繋がりが広がり、更なるご縁を生んでいく。それが今の仕事の醍醐味だと感じています。



―家業ということですね。ずっと従事されてきたのでしょうか。

 いえ、実は一般企業に就職しました。スポーツジムを運営している企業へ新卒で入社し、体操の先生を行っていました。小学生までのお子さん対象に、基本的に鉄棒、マット、跳び箱や音楽を流してリトミックなど。それまでは体操なんて一切やったことがないのにです。元々学生時代サッカーをやっていたことで急に配属されることになりました。

 この時、プライベートレッスンというのがあって、30分間マンツーマンで自由に先生から好きなことを教えてもらえる枠というのがありました。体操を担当していたのに、サッカーをやっていたと伝えるや否や「サッカーを教えてください!」っていう親御さんが多くて、この時はこの時でとても面白かったことを覚えています。

 その後、父の仕事を継ごうという気持ちもあり、ただ、少しは建物の設備を知りたいという思いで、エレベーターの保守会社に入社しました。結局エレベーターに関する資格を取るのに実務経験で数年間必要ということもわかり、数年間身を置くぐらいなら、という気持ちもあり、家業を継ごうと決心をしたという形です。




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―青年会議所との出会いはいつ頃なのでしょうか。

 むさし府中青年会議所については、実は結構前から知っておりましたが、入会は2019年3月です。仕事で不動産屋も行っている関係で、父と山村監事(※2022年時点)の繋がりがありまして、宅建業界の方面から色んな方に「府中で活動していくなら入った方がいい」とずっと誘われていたのです。

 結構うまくかわし続けていたつもりだったのですが、ちょうど2019年がむさし府中青年会議所の50周年でして、更には山村監事が理事長だったタイミング。最初に参加したのは、マナーアップキャンペーンと異業種交流会でした。その後、「この日のここに来てください」と案内をもらって当日事務局いったら、オリエンテーションをされ、しかもその日は新入会員委員会が開かれていまして。これはもう逃げられないな…と。



―渡部専務といえば初年度から活躍している印象ですが、心掛けていたことは。

 いえいえ、最初は幽霊部員でした。50周年事業の委員会に配属となったものの、委員会も例会も全然出ていなかったです。ただ、少し委員会に顔を出した際に、今の平田理事長、伊藤顧問が声をかけてくれるようになり、そこから活動をしていく形になりました。決定的な流れも1個あったのですが、オフレコとさせてください。ただ、この50周年事業が1つ今のJCの道の第一歩だったのかな、と思います。

 翌年の2020年には、当時の伊藤顧問が理事長、平田理事長が専務で、50周年事業の時の流れもあってのことだと思いますが副専務をお願いされました。

 まだ入会2年目なのに…と思いながらも企画室の司会と理事会出席。更には拡大の副委員長も任されて大忙しの1年間だったように思えます。この思いは今年の専務で上書きされるのですけども。2021年も引き続き拡大系の委員会で委員長になりました。新型コロナウイルスが拡大したことから、なかなか例会が出来ない日々が続いてしまって、青年会議所としての運営も難しいな、と思わされました。




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―そして2022年は専務理事。まさしくJCのエリート街道という形です。

 「理事長やってそう」って色々な方に言われます。ですが、決して自分はその道を歩いているつもりはありませんので、告げておきます(笑)

 話は冒頭に戻ってしまいますが、なんだかんだ全然掴み切れていないですし、おそらく掴みきれる頃には1年が終わってしまうんだろうな、と考えています。ここに青年会議所の単年度制の難しさがあって、1年やってみて次はこうしようという思いがあっても、終わってしまうんですよね。2年続けて出来れば、と考えることはあります。



―悔いが残る、ということでしょうか?

 2021年の拡大委員長の時も振り返ってみれば、こうすれば良かったと思うことが多々ありました。どうしても自分で考えて、「こうしよう、ああしよう、こうしたいからこれでいいかな?」となっていましたが、最後の最後は一杯一杯になってしまった記憶があります。次やるのであれば、もっと色々なメンバーに振り分けて行うことが出来たなと感じています。

本来、委員会は小さいコミュニティ。委員長のビジョンを伝えて、来年までにこういうのが得られるから頑張ろうって声掛けするのが本来の仕事だと思います。副委員長がそれをサポートしながら、理事と他のメンバーを繋ぐ役割。委員メンバーに1年間を通じて学びの機会を与える立場だと思います。委員長をやった結果、ようやくそこに気付くことが出来ました。今後もし委員長をやる機会があれば、人を動かすということをテーマに行いたいと思います。どうしても活動をお休みしてしまう方はいると思いますが、チームとしての委員会運営を改めて運営出来るかな、と強く確信しております。



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―今後の渡部専務の青年会議所に於ける、ご自身のビジョンを教えてください。

 今年の3月で35歳になりました。まだまだ先は長いと思っています。今後に対しての期待があるとすれば、青少年育成事業やLD系の事業(Leadership Development、リーダーシップ向上)にチャレンジしたいと考えています。得意なことをやるのはJCに入らなくも出来ますが、それをやるならJCではなくてもいいと思うんです。是非、自分がなかなか苦手な分野をJCでは意識していきたい、と思います。

また、とにかくやっていきたことは、府中に関係する方々や様々な団体の方々との交流を深めていきたいという思い。これはJCに入会したときから今までも全く変わっていない気持ちです。

 また、昨年から2年連続で「まちづくり府中」に出向しております。府中の中心市街地の商業を発展させようという団体なんですけども、まちづくり府中が出来た最初の年に事務局長になられた方が、自分が生まれた時から知っている方で、色々なご縁に恵まれているな、と思います。今後も府中市内の団体への出向は行っていきたいと思っていて、馴染んでいきたいという気持ちが強いです。



―最後に一言お願いします。

 入会して3年が経ちました。JCでは今まで経験してこなかったことをたくさん経験させてもらっています。大変なこともたくさんありますが、確実に自分自身の可能性の幅は広がったと感じています。また、これから数年でむさし府中JCは大きな転換期を向かえることになります。楽しむことを忘れずにメンバーと一緒に切磋琢磨できればと思っています。



渡部 拓也(わたなべ たくや)君

2021年理事(拡大・交流委員会 委員長)

2022年理事(専務)

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